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Gロッソに行ったこと④ペンライトは絶対買え編

目の前で繰り広げられる大迫力のアクションと本編から5ミリくらいズレた世界観のショー、生神輿、そして5歳児のハートをくすぐる数々のグッズ…
前回、前々回の記事で、シアターGロッソが私にとって夢のような場所だったことをお分かりいただけたことと思う。

しかしシアターGロッソの楽しさはこんなもんではない。
「あるもの」を購入することで100%楽しいヒーローショーが120%楽しくなってしまうのだ。
今日はその「あるもの」の話をする。

ペンライトを買え

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目の前でヒーローが戦っていたら、ましてやピンチに陥っていたら、誰でも
がんばれ〜!!」と叫ばずにはいられないだろう。

かつてヒーローショーの応援は主に声援と拍手だったが、この数年の特殊な状況下では
ヒーローたちに声援を送ることも難しくなってしまった。

そこで登場したのがシアターGロッソオリジナルペンライトだ。
Gロッソの公式Twitterをさかのぼった限りでは、キラメイジャーの第3弾でペンライト付きチケットが販売されたのが初の試みのようだ。

 

なんとなく長いものを持って応援できるだけで気分が上がるが、なんとこのペンライト
演出にあわせて自動制御で点灯点滅するし色も変わる。*1
もちろんクライマックスでは制御はなく、自分の好きな色を選んで点灯させて推しヒーローを応援できる。

ドンブラペンライトは1本1500円だった。
一般席が3000円という価格を考えるとやや割高な印象を受けたが、今年はすべての公演を各1回は絶対に観に行くという確信があったので、
シアター内に入る前に東京宝島で迷わず購入した。

ここで迷ったとしても、薄暗くなった会場内で楽しげにペンライトを振りながらスタッフさんが売りにきてくれるので誘惑に勝てず購入していたことだろう。

ペンライトを振ることで、大人も子どもと同じように応援できるのがうれしかった。
声援だとどうしても遠慮してしまう部分があり、こうはいかない。

それにペンライトを持っていると、舞台の上のヒーローたちとの一体感をより深く味わえるような気がする。
ピンチのときに自動制御で消灯すると不安になるし、ヒーローたちがピンチを乗り越えてペンライトに光が灯ったときには応援にもいっそう力が入るのだ。

この自動制御を思わぬ使い方で演出に利用されたのが「第3弾 キジのおんがえし、というおはなし」だ。

タロウからお供たちに出題されたクイズで良いところを見せられずキジブラザーが自信を喪失したところに敵が襲ってくる。
ドンブラザーズはペンライトで応援されながらそれぞれの特技を生かしてかっこよく撃退し、それを称える観客たち。

しかしなんとここで自動制御されたペンライトが赤、黄、青、紫、オレンジ…とキジブラザーを除くドンブラたちのカラーに点滅し始めるのだ。

「ピ、ピンク色のペンライトがひとつもない〜〜!!」

ショックを受けたキジブラザーは闇堕ちしてキジノ鬼になってしまう…というお話だ。

これには本当に驚かされた。
まさかドンブラショーを見に行って、キジブラザーの闇堕ちの一端を担うことになろうとは思わなかった。

手元で自分のペンライトの色を確認しようとして初めて自動制御されていることに気づいたわけだが
キジブラザー推しの人はもっと驚いたことだろう。
脚本を担当された雉野役の鈴木さんのセンスに痺れまくった公演でもある。

こんなイカした前例ができてしまったので、今後のシアターGロッソの演出でもペンライトが斜め上の使い方をされるかもしれない。
そういうわけで、シアターGロッソでヒーローショーを120%楽しみたいならペンライトの購入を強くおすすめする。

2023年3月現在、劇場内での発声は少しずつ規制が緩和されてきている。
今後はGロッソでもペンライト以外での応援ができるようになっていくかもしれないが、この制限下でペンライトによる応援が導入されたことで、私は大変楽しい思い出ができた。
ボディペインティングでかっこよくしてもらったペンライトは宝物だ。

シアターGロッソの話を4週にわたってお届けしている間に、Gロッソの演目が
ドンブラからキングオージャーに世代交代してしまった。
来週はクレーンゲームでちびぐるみをお迎えしたときの話をする。

*1:この機能があるため、これ以外の種類のペンライトは持ち込み禁止