丼トニック

二次創作同人誌のオタクが同人誌以外の話をします

二次創作同人誌のオタクが同人誌以外のオタクごとの話をする

分け入っても分け入ってもトラボルト

ランダムは悪い文化!!と叫ばれて久しい。
私も何度も痛い目を見てきた。
それでもモノの所有ではなくそれを手に入れるまでのワクワク感にお金を払っていると思えば、その痛みも多少和らぐのではないだろうか…

 

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今回は楽しいランダムグッズ「びっくら!?たまご」の話だ。

 

「びっくら!?たまご」はバンダイから発売されているおまけつき入浴剤。
湯船に入れると、卵型の入浴剤が溶けて中からミニフィギュアなどが出てくる。
スーパー戦隊のみならず様々なキャラクターで展開され、幅広い年齢層のハートをつかんで離さない。
ドンブラでは頭、両腕、腰が動くミニフィギュアが出てくるタイプのものが2種類発売された。

 

先ほどの6体のドントラボルトをご覧いただけばわかることと思うが、私はこれにドハマりした。


二頭身の親しみやすいフォルムと、ちょっとした場所に置いても幅をとらないサイズ感が私のコレクター魂を大いに刺激したのだ。
この手のランダムグッズは推しのだけあればいいと思っていた私だったが、これは全部並べたくなってしまった。


今までとは勝利条件が違う。
「推しが出たら勝ち」ではなく「全員揃ったら勝ち」。
つまり「推しが出たら勝ち」×6だ。

 

第一弾は意外とあっさり片付いてしまった。
ブラックゼンカイザーは出なかったが、ドンブラ初期メン5人が揃った満足度はかなりのものだった。
通勤路にあるショッピングモールのおもちゃ屋で4つほどまとめ買いした分が一切ダブらなかったのがよかった。

このまとめ買いで得た成功体験は、のちにまた生きてくることになる。

 

第二弾は、そもそも販売している店舗を見つけるのが大変だった。
第一弾をまとめ買いしたおもちゃ屋ではなぜか見つからず、転売のために買い占めている悪い奴がいるのかも…などと恨み節を炸裂させていた。
*1
秋も深まったころ上野のヤマシロヤでやっと見つけられた。喜び勇んで2つ買ったが、両方ともドントラボルトだった。

 

その後も今は亡き東京宝島で買ったり、たまたま見つけたトイザらスで買ったりしたのだが
とにかくシークレットのクリアなタロウかドントラボルトしか出なかった。


世の中のドントラボルトがすべて私の手元にあるんじゃないかとさえ思った。


自分とドントラボルトの縁が強すぎることに原因があるのでは…と思って友達に選んでもらったりもした。
これはふたつともシークレットのクリアなタロウだったから、多少は効果があったのかもしれない。
ダブるもどかしさもあったが、いっぽうでジロウへの愛着が少しずつ増していったことも否めない。
オタクはこういう時、勝手に運命を感じる生き物だからだ。

 

年の瀬も迫り、いよいよ量販店でドンブラ関連のおもちゃに値引きシールが貼られ始めたころ。
映画までの時間をつぶそうと新宿のこれまた今は亡きビックロをぶらぶらしていると、例によって値引きシールを貼られている第二弾を見つけた。
もう全部トラボルトでもいい。そう思って売り場に出ている分をすべて掴んで会計した。これが功を奏した。
ムラサメ、ソノイ、ドンドラゴクウ。初めて見る面子が出るわ出るわ。

もちろん中にはトラボルトもいた。

 

そんなこんなでほぼフルメンバーがあつまったミニフィギュア11体。
こうして見ると圧巻だ。

 

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かさばらないからまとめて何人も持ち運べるし、水にも強いのでおでかけのお供になかなか重宝する。

 

しかるべきケースにまとめて飾りたいと思っているのだが、置き場所とケースのサイズは検討中。


ここまでコレクションに熱を上げることはしばらくないだろうが、あのオレンジ色のお湯と粉ジュースみたいな香りのお湯が恋しくなった時にはまた新たな「びっくら!?たまご」に手を出してしまうかもしれない。

*1:その後すべてが終わった後に、同じモール内の別店舗に並んでいるのを見かけて愕然とした。単純に売り場が変わっただけだったようだ